どのタイプかと何を着ればいいかは別の話

こんにちは!ルノンキュルのりんごです。

 

怒っています。

 

先日メニューに追加したオンラインスタイリング、

早速ご予約をいただいておりますが、

最初にお問い合わせくださったお客様。

まずヒアリングすると、

過去にパーソナルカラーと骨格診断を

お受けになっているとのこと

しかし診断と同時に、

「バランスが悪く、似合うものがない」との

結果を伝えられたと。

 

・・・はぁ?

びっくりしましたね。

それを言い放って仕事を終わりにする

コンサルタントがいることに。

 

医者から病名を聞いて

処方も治療もなしに帰ってくるようなものです。

受診する意味がない。

 

診断結果に従って、

マニュアルを読み上げるだけでは

スタイリングはほぼ失敗します。

診断までスムーズに行ったとしてもそうですから、

複雑なタイプの場合はもっともっと

細やかに丁寧にすり合わせと説明が必要です。

なのに

「似合うものがない」って・・・。

もうなんか代わりに私が謝りたい気持ち。

そして、高いお金を払った結果

余計に不安になって、自信損失して

何年も過ごされていたことに

泣きそうになりました。

 

 

 

お申し込みを受けることに決め、

オンラインスタイリングの準備として

十分な資料をお送りいただきました。

 

これを書いている現在、

コンサル当日はまだ先なので

モニター越しにお会いしてはいませんが、

写真とカウンセリング書類だけで、 

許容範囲がとても狭いタイプだと

わかります。

職業的立場との兼ね合いも微妙で、

好感度を取るか、個性を取るか、

2択みたいなことになってしまう。

いろいろ難しいので、

前回のコンサルタントが

間違うのも仕方ないよなぁというのが

正直な感想でした。

(それでもやはり、

お客様が納得されない、

心が晴れないままコンサルを終えることは

ありえませんけど)

 

診断を一番難しくさせていたのは

骨格タイプに決め手がなく

いろいろな傾向が混在していることでした。

ストレートというには迫力に欠け、

ウェーブというにはしっかりしている。

ナチュラルというには凹凸がある。

 

もうひとつ難しくさせていたのが、

柔らかく優しいお顔立ちと輪郭が

体格と乖離していることです。

 

前回の診断結果は

「ストレート(ウェーブミックス)」

とのことでしたが、

私はナチュラルと診断結果を出しました。

身体的パーツごとの特徴に振り回されずに、

実際着ているものをちゃんと見れば

ナチュラルであることはわかるのですが、

お顔立ちがわかりにくくさせていました。

なんとなくお仕事にも有利ならば

余計に混乱するでしょう。

 

もうひとつ、大事なことがあって、

その人が「どのタイプか」ということと

「何を着ればいいか」は

必ずしもイコールではありません。

サマータイプだからサマーの色を着ていれば、

フェミニンだからフェミニンな服を着ていれば

それでいいなら簡単です。

 

2.30分の簡易診断ならまだしも、

コンサルをその程度で終わらせる

コンサルタントのところに足を運んで、

納得がいかずに悩んでいる

お客様の多いこと。

 

スタイリストはご希望や職業をもとに、

最終的な方向性を決めて、

「足りない要素」や

「後押しくれる要素」を

ご提案しなくてはいけません。

 

なので、タイプはサマーだけど、

ウィンターの力を借りましょう。

ということもあります。

タイプはウェーブだけど、これ以上

甘い要素はいらないから直線的な

デザインを選びましょう。

ということもあります。

 

先ほど挙げた

「好感度を取るか、個性を取るか」問題は、

大げさではなく、キャリア形成や

生き方そのものに関わることですし、

コンサルの方向性を決める基本になります。

ですから、コンサルタントが一方的に

決めるのは間違いです。

ご本人にそれに向き合っていただく、

どういうありかたが好ましいか

覚悟を決めていただくことが大切です。

好みや職業やお人柄や環境を配慮して、

選択いただけるようにご提案する

必要があるでしょう。

 

 

 

 

今回、診断は難しくはなかったものの、

やはりこの複雑な経緯を納得していただくのは

とても難しいと感じ、

分析結果と資料は思いつく限り詳細にしました。

それをお送りしたところ、

今回のお客様は理解が早く、

ひとつひとつ過去の失敗と重ねて

クリアにされていました。

 

それも、具体的な資料が

事前に共有できて、

解説を何度も読み返すことができる

オンラインだからこそ。

つくづくそう感じました。

 

あと、コンサルは、

お客様が結果を整理して、

疑問を出し尽くし、

頭と気持ちに定着して、

変化するまでの発酵時間が必要です。

数日から数週間かけてそれを見守れることが

とてもいいなと、当日を楽しみにしています。

 

十分な説明もできず、

アフターフォローもない

対面のコンサルより

オンラインははるかにいいですね。

(と、手前味噌もこき下ろしも

 しつこくてウザい私)

 

 

 

 

自分をもっと好きになる、視点が変わる、

人との関係が変わる

親身になってくれるコンサルタントとの出会いがありますように!

   りんご考

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