おばさん問題③ブカブカもピチピチもおかしい

こんにちは!ルノンキュルのりんごです。

 

おじさんにもおばさんにある、

年齢による行き詰まり問題、モヤモヤを

解決するべく語ります。

 

年を取って体型が変化してくると、

若い頃のように体の線は出したくない。

だんだんと余裕のあるサイズや長さで

体系カバーをしたくなります。

 

カジュアルな服の大きなトレンドの流れは

オーバーサイズなので、ラッキー♪

中高年には嬉しいトレンド。

・・・のはず。

 

ところが、

いまどきのオーバーサイズって、

「似合わない」

「おしゃれどころかだらしなく見える」

「モデルさんが着てるからカッコいいだけ」

「ロングコートやマキシスカートなん

か服が歩いてるみたいになる」

と悩む人は多いです。

 

ちなみに、男性の場合は

女性ほど極端にサイズのトレンドはないものの、

おじさんのほとんどが大きめサイズを選ぶ

若い頃の癖が治っていません。

ジャストサイズと思っているものが

実はワンサイズ大きい人が大半です。

 

大きめ買っきゃいいなんて、

もっての外ですよ。

ご自分のジャストサイズ、

見直してみてくださいね。

 

さて、女性に話を戻します。

 

ではおばさんは

ジャストフィットにしたほうがいいのか?

 

ピチピチの服がトレンドだった昔から

それほど体型が変わっていない、

体系カバーが必要でない人であれば、

ニットやカットソーなど、

ぴったりしたものを着ている人も多いです。

 

しかし、悲しいかな。

それはそれで昭和臭漂ってしまう人が

多いです。

 

ブカブカもピチピチもおかしいなら、

何を着ればいいのよ?

 

問題はブカブカでもピチピチでも

どっちも

①サイズと素材によるフィット感を分けて考えていない。

②シルエット作りをせず、服をそのまま着ている。

この二つが原因です。

 

若い頃は気にしないで着られます。

体系カバーも不要だし、

ブカブカはファッショナブルに、

ピチピチは元気にあるいはセクシーに

まとまるものです。

 

年を取ると、

ブカブカをそのまま着るとだらしなく、

体系カバー以前に、

あか抜けなさ、全体のバランスの悪さが

目立ってしまいます。

 

昔のようにピチピチを着られるのは、

スタイル良くていいことですけど、

昔の直球の元気さやセクシーさは出せないので

同じように着るとおかしい。

ファッションとしては

あか抜けにくくて品がない。

 

ブカブカでもピチピチでも

骨格タイプごとに

基本的に自分の体型を良く見せる、

フィット感、素材感、シルエットを押さえて、

着こなしを工夫することが大事です。

 

 

 

 

++骨格ストレートの場合++

 

サイズはジャスト。

素材は固くて薄い。

シルエットは縦が長いIライン。

この3つが一般的に体型を一番よく見せます。

 

ストレートさんの鬼門は

「気太り」と「イマドキ感のなさ」

 

オーバーサイズを着る場合、

ドロップショルダー、

上着丈の短いもの、

広がって短いボトム、

この3つは気太りするので要注意。

 

肩とウエストとヒップが同じ幅になれば、

オーバーサイズも大丈夫なものが多いです。

縦に長いマキシスカートやワイドパンツ、

ロングカーディガンやロングシャツは

Iシルエットを邪魔しないのでOK。

肩とウエストとヒップ幅さえ押さえておけば、

肩から先でボリュームが出るトップスや

ヒップから先が緩くAラインに広がる

ロング丈ボトムならいけます。

 

この辺が、ストレートさん的「いまどき」

緩め着こなしのポイントです。

 

ワンピース+パンツのような

ロング+ロングコーデの場合、

ズドンと大きく見えがちなので、

Iラインをあまり壊さない程度に

腰の低い位置で細いベルトをすると

スタイル良くまとまります。

 

ストレートさんはこの

「肩ウエストヒップがまっすぐ落ちる」

ことが重要で、肉感を拾う

ニットや伸びすぎるストレッチ素材は避けること。

シルエットにもパーツにも

曲線を作らないことがコツです。

 

 

 

 

++骨格ウェーブの場合++

 

フィットする部分と広がる部分がある

「フィットアンドフレア」

ウエストマークがあるほうがいい。

素材は柔らかいもの、エアリーなもの。

シルエットはXラインまたは

縦に短いAライン。

これが一般的に体型を一番よく見せます。

 

ウェーブさんの鬼門は

「寝間着」「体操服」に見えがちってこと。

 

オーバーサイズは華奢なデコルテや肩を

ボリューミーにカバーしてくれる反面、

「体操服」に寄る懸念があります。

半袖でスポーティーでプレーンな

オーバーサイズはまさに体操服。

やめておきましょう。

 

オーバーサイズこそ、

男性にもおばさんにもならないよう、

素材が光沢やエアリーなもの、

フェミニンな柄やモチーフのあるもので、

女子アピールを忘れないこと。

そして、ブカブカでも

ウエストインしておけば、

それなりにまとまります。

 

その一方で、

ブカブカで男性の借り物のような

所謂「萌え袖」や

「ボーイフレンドニット」のように

身体が泳ぐ、か弱く儚い感じが出せるのは

唯一ウェーブさんだけでもあります。

中高年にか弱く儚い感じが出せるかどうか、

そこは個人差がありますが。

 

ジャストサイズの場合も同様、

体操服のように素っ気なくならないことが

重要です。

素材やデザインにフェミニンさを出すことと、

袖、ヒップ周りなど、

どこか体に沿わないボリューミーな部分を作ること。

 

スタイルが良くても全身ぴったりだと、

ウェーブさんは幸薄い昭和女に

なってしまいます。

 

と、ここで前言を全部覆す発言ですが、

ウェーブさんの場合、

上記の基本に当てはまらない人が

とても多いのも大きな特徴なのです。

顔立ちや個性年齢によっては

チュニックやスモックを

ボーイッシュや牧歌的に

幼児体型っぽくズドンと着るしか

良さが出せないタイプもいます。

 

そういうタイプの人は

ブカブカにスニーカーやキャップを合わせて、

体操服や作業着を極めてしまうほうが

可愛らしくまとまります。

 

ウェーブさんのタイプは

多岐に渡るのでなかなか一つに

括りにくいのです。

 

 

 

 

++骨格ナチュラルの場合++

 

フィットしない。

素材は固め、粗め、

または落ち感やプリーツにより

ドレープ感が出るもの。

シルエットは縦長のYまたはA(できるだけ極端に)

がよく合います。

 

ナチュラルさんの鬼門は

ジャストサイズで体に沿う素材が

「ダサい」「ごつく見える」こと。

逆にオーバーサイズは得意です。

 

しかし、スキニーパンツやピチTなどが

単体で似合うことは似合います。

大事なことは、そういう

ジャストでフィットしたものを着るとしても、

それは全体として極端な

アンバランスを作るための

一部分のフィットであるということです。

上下ジャストサイズはもっさりしがち。

 

もうひとつ言うと、

得意なはずのオーバーサイズであっても

コクーンワンピースのように

上から下まで変化のないものは

メリハリに欠けるので似合いません。

Aライン、またはYラインになるよう

メリハリをつけてください。

 

ナチュラルさんは

フィット感そのものよりと言うよりも、

上下のアンバランス、

左右のアシンメトリー、

などに加えて、

肩、ウエスト、手首、足首などの

身体の節目と服の節目が合っていないことが大事。

パーツの位置やボリュームを大きく無視した

長さとシルエットがポイントです。

 

袖付け位置がおかしい

丈が短すぎる/長すぎる

幅が大きすぎる/狭すぎる

ドルマンスリーブ、ハンパ丈、

大きいカフス、ショート丈ニット、

などなどを取り入れると

オーバーサイズもジャストサイズも

幅広く着こなせます。

 

 

*****

 

 

とは言っても、今の服は

169cmで骨格ナチュラルの私が着ても

明らかに大きくて着こなせない、

または今年しか着られないなと

思うものがあるのは確かです。

コートやワンピースなど、

アレンジの効かないものは

オーバーサイズトレンドが

終わるまでは買わない、など

ある程度の割り切りも必要です。

逆に

昔から変わらず似合うシルエットこそ、

昭和に見えないようにディテールの

アップデートも必要です。

 

おばさんは大変なのです。

大変だけど工夫するおばさんだけが

ステキなおばあちゃんになれるのです。

がんばりましょう!

 

 

自分をもっと好きになる、視点が変わる

人との関係が変わる

トレンドに乗っかるだけも抗ってばかりもダメ

 

   りんご考

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