夏のドンりんごー引き算と足し算ー

こんにちは!

というよりご無沙汰です!

ルノンキュルのりんごです。

 

書きかけのブログいくつかが

どれも書き終わらず(汗)

困ったときの「ドンりんご」

その場しのぎかつ真剣に、

行ってみましょう!

 

 

雑誌の企画やスタイリングを

批判するものではありません。

あくまでもパーソナルスタイリングの観点に

立った場合はこういうアドバイスに

なりますよってことです。

モデルさんを一番よく見せるかどうかだけに

フォーカスします。 

BAILA / 深田恭子さん

 

活動休止されている深田さん、

骨格ストレートの方は

健康的で自信に溢れているイメージですが、

内面はとてもナイーブな方なんですね。

 

さて、かねてから思っていましたが、

深田さんはストレートでもかなりレア。

ストレート = マニッシュ

なのですが、

お顔のラブリーさゆえに

こういうTシャツとか

ラフなものは一切似合わない。

ヘアスタイルもショートや

ボブには絶対になさらないですね。

  

深田さんのように、

巻き髪のロングヘアに

ボウタイブラウスなんて足し算、

しかもフェミニンなのは

ストレートがやっちゃー

一番ヤバいやつです。

それがお似合いの深田さん、

かなりレアです。

 

同じスプリングでストレートの

井川遥さんとか、藤原紀香さんは、

Tシャツはお似合いだし、

巻き髪にボウタイブラウスなんかは

ダサーくなります。

 

では深田さんは足し算の人なのかと言うと、

ビキニにポニーテールみたいな

ミニマムの装いはとっても素敵ですよね。

Tシャツと何が違うかというと、

男性が絶対しないカッコは似合うんです。

 

ただでも似合わないTシャツなのに、

色が黒、赤の手描きグラフィック文字。

深田さんが着ると、おしゃれというよりも

雑で汚くしか見えないです。

 

ストレート = マニッシュ

では必ずしもない、という

お手本の方ですね。

美人百花・steady / 吉岡里穂さん

 

引っ張りだこですね。

限りなく普通っぽいのに、

その辺にはいない、

少女っぽさ、だけど

ファニーなキャラクター。

 

この2つの表紙は

どちらも透明感ある大人シンプルで

まとまっています。

 

今回いろいろ画像を集めて発見したこと。

吉岡さんはハズレのコーデがあんまりないんです。

はて、なぜだろう。

 

吉岡さんは骨格タイプは

予想外のストレートなんですね。

可憐なお顔立ちとたぬき的キャラから受ける

印象とは違って、

細いけど迫力バディなんです。

 

同じストレートでも深田恭子さんのように

ガーリーや作りこんだものは

それほど似合ってない。

その証拠に、髪型はシンプルなボブが多いし、

ごちゃごちゃしたアクセサリーも

あまりつけてませんね。

 

かといって、

Tシャツとデニムが着こなせるほど

カッコよくはない。

 

吉岡さんの場合は、

フォーマルにもガーリーにもカジュアルにも

寄りすぎないシンプルな服で

都会的に垢抜け、

意外に思われますが、実はこれが王道なんです。

 

だけど、いつもよく見かける、

ちょいダサ、制服、被りものなどで

敢えてハズしたときに

いいコミカルさが出せるのも

ストレートの特徴です。

宝くじのCMの米倉涼子さんとか、

「なつぞら」の広瀬すずさんとか。

(ウェーブがやると普通に違和感がないし、

ナチュラルがやると悲壮感が出る)

 

特に吉岡さんの場合は、

お顔が童顔かつ庶民的なキュートさゆえ、

ややコミカルなハズしが愛おしい

「第二の王道」として成立してます。

 

ですから、

本来の王道のシンプルな着こなしと、

キャラとして確立されてる敢えてのコミカル、

ほとんどがこの2種類だから

おかしなコーデが存在しないのでした。

spring / 本田翼さん

 

上のお二人がお似合いでない、

シンプルなTシャツ。

本田さんはさらっと爽やかに

着こなしてます。

スプリングなオレンジもばっちり。

 

本田さんは骨格ナチュラルで、

しかも少年っぽいキャップや

ショートパンツ、

こういうロゴTなど、

ちょっとやんちゃっぽい着こなしが

お得意です。

 

ウェットなヘアも

フェミニンな人がやると

不潔感が出がちですが、

くるくるした瞳の本田さんがやると、

健康的で初々しい。

 

やや難なのは、

表情にお茶目っぽさや

元気さが出ていないことと、

Tシャツやアクセサリーが

シンプルすぎて寂しいことです。

 

もう一ついうと、

本田さんは静止画ではなく動画の人。

コロコロと表情や体の動きが変わることで

魅力が出る人です。

 

こういうグラビアよりは、

踊りまくるCMで本領発揮ですね。

Marisol / ヨンアさん

 

オフショルにパンツの

甘すぎないセクシーさのあるコーデに

ヘアスタイルとダークなリップが

ワイルドです。

 

大人可愛くて素敵ですが、

ちょっとヨンアさんのイメージとは違います。

 

ヨンアさんは手足がとても長細く、

こういう鎖骨を出すスタイルも

甘くなくかっこよくは決まりはしますが、

タイプ的には華奢さが勝っています。

骨格ウェーブさんですね。

 

そして何よりも

お顔立ちが正統派に整った

フェミニン顔。

しかも「陽」のお顔立ち。

つまりは良家のお嬢様です。

シャネルスーツや

上品なワンピースなどが似合うタイプ。

 

なので、こういう、

おしゃれ度は高いけど、

ワイルドとかラフのイメージは

違和感があります。

毛先が揃っていないってだけで

ものすごいダメージ感じます。

 

パーソナルカラーがスプリングでもあるので、

モノトーンコーデで

ミステリアスやモード感よりは

陰気という感じ。

 

まぁ元が美しい人なので、

たまにはその違和感や意外性で

ファンを楽しませてくれるのも

もちろん大事なのですよ。

 

正統派の上品な人は

あまりトレンドやモードや尖ったものを

取り入れると失敗します。

コンサバ、見ようによっちゃ

ちょっと古臭いかも、くらいが

とても洗練されて見えたりします。

おしゃれとは難しいものです。 

Sweet / 新木優子さん

 

こちらも普段のイメージから少し変わって、

タックをたくさん畳んだ、

ボリューミーでクラシックな装い。

 

新木さんはシンプルな白シャツとか

ニットにデニムなんかのイメージですけど、

こういう「足し算コーデ」も

そんなに違和感ないですね。

本来の骨格タイプがウェーブ

だからでしょうか。

 

でも顔立ちが知性と落着きのイメージが強いので、

決してフェミニンやガーリーや

セクシーには寄らない。

その分、オフィスカジュアル、

ボーイッシュなもの、など、

どちらかというと骨格ナチュラルが

得意とするそのへんの守備範囲が

とても広いですね。

 

ウェーブだけど甘さの少ない

足し算は程よい塩梅で垢抜けます。

 

パーソナルカラーはどうかというと、

ウィンター以外のすべての

可能性を感じますが、

この写真を見ると

「くすみ」の人であることが

はっきりわかります。

(そういう演出であるにせよ)

 

ではサマーかオータムかということですが、

おそらくオータムが妥当でしょう。

ブルーベース、イエローベースは微妙ですが、

深み、存在感、大人っぽさを味方につけたときに

グッと魅力が出ますから。

 

ということで、この表紙は

やや寒々しく、色とデザインが

大人っぽさにやや欠ける。

しかし彼女の守備範囲の広さ故

そんなに悪くない。

というところでしょう。

 

個人的な予想ですが、

今お似合いのナチュラルなロングヘアも、

そのうち甘さ控えめショートに

イメージチェンジされて

個性を出されていくと予想します。

InRed / 中村アンさん

 

ナチュラルロングからイメチェンされたのが

こちらの方ですね。

 

服もヘアスタイルも

かなりのミニマムです。

でも全然寂しさや物足りなさなどなく、

とても生き生きした魅力が出ています。

 

この方の自然な躍動感は

人工的なものやデコラティブなものが

ないほうが冴えますね。

 

前回春のドンりんごで取り上げたような

カチッと窮屈なものでなく、

こういうデコルテや髪に風を感じるような

雰囲気が一番です。

骨格ナチュラルで、パーソナルデザインもナチュラル。

この方も静止画ではなく動画の方ですね。

 

前回のペールトーンよりも

このネイビーのような

オータムらしいしっかりした色が

存在感があっていいですね。

 

しいて言うと、存在感に見合う、

一点主張のアクセサリーが欲しいかなと。

レザーのバングル、

貝とか石のピアス、

そういうものが一つあれば

いうことなしです。

リンネル / 蒼井優さん

 

一番難しい蒼井優さんをトリに。

 

パーソナルカラーが

くすみのサマーであるのは

おそらく間違いないのですが。

 

ですが、それ以上の分析がとても難しい。

着ているものの傾向から、

骨格タイプやパーソナルデザインが

読み取りにくいのと、

あまりいろいろなタイプの着こなしをされないので

比較がしにくいのと、

あまり体のラインがわかるものを着ないので、

分析が困難。

 

よく蒼井さんと似ていると比較されるのが、

宮崎あおいさんと黒木華さんですが、

三人はタイプ的には全く別です。

宮崎さんと黒木さんは着こなしや髪型の

バリエーションが多く、

いろいろな写真を見ると

骨格もパーソナルデザインはわかるのです。

 

ところが、蒼井優さんは難しい。

 

ご本人の好みなのでしょう、

シンプルで無地の服が多く、

髪型やアクセサリーもミニマム。

 

ですが、結果

ナチュラル、

モード、

子供、

大人、

普通っぽさ、

個性的、

中性的、

妖艶

どれも感じられるけど、どれも一番ではない。

 

一言でいうと、

その捉えどころのなさが

他の人には出せない、

魅力そのものであるのですね。

 

色もイメージも

なにひとつガツンとは出してこない。

受け取る人の感性や見る方向によって変化する、

そういう柔らかな透明な幕を

何層も重ねたような印象です。

敢えてイメージを与えないことを

狙ってのミニマムなのだろうと推測できます。

 

言い方は悪いですが、

好きか嫌いか

美人と思うかそうでないか

はっきり分かれるタイプ。

お芝居をする上でも、

多岐な時代や役割を演じられ、

秘めた本性を表現できる、

そういう強い武器になっているのだとわかります。

 

さて、この表紙は

デカ襟にハイウエストのサスペンダー、

トレンドではあるけど、

なかなかハードルの高いコーデです。

アナウンサーや女優さんで、

デカ襟は散々な結果になっている

人が多いですね。

 

ハードルが高いということと、

蒼井さんの35歳という年齢を鑑みると、

驚くほど違和感はない。

これほどアクの強いデカ襟そのものの

不思議なムードとマッチしてしまっています。

なんでもうまく調理してしまうのだなぁ。

あとはこの笑顔ですよね。

無垢で陽気なのに、

どこか奥に影を感じるのです。

 

骨格タイプはナチュラルまたはウェーブでしょう。

パーソナルデザインは

「陰」の性格を持った「ボーイッシュ」、

またはカラーがくすみで淡いのと

メイクが薄いゆえ、

イメージが合致しくいけれど

内容的には「アバンギャルド」

という超ニッチなところではないかと。

 

装いはナチュラルや山ガール風もお似合いですが、

決してパーソナルデザインは

「ナチュラル」や「ガーリッシュ」ではない。

魔性の女の香りもプンプンするので

「ロマンス」要素もなくはないですが、

そこまで性的でも肉感的でも

浮世離れしてもいないです。

 

本当に唯一無二と言っていいでしょう。

 

こういう人は、

往々にして自信喪失してしまう人が多いです。

自分が捉えられないから、

誰かになぞらえて優位性を

見いだすことができないからです。

 

蒼井さんのように、

捉えどころがない自分そのものの

魅力を認められるととてもいいし、楽です。

 

どのタイプでもない、

タイプを超えた個性の人は

たくさんいますよ。

 

 

 

 

自分をもっと好きになる、視点が変わる、

人との関係が変わる

自分にしかない魅力は自分には見えにくい

   りんご考

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