こんにちは!
ルノンキュルのコンサルタント、りんごです。
先週は土曜のサロンでのスタイリング、
日曜のイベント「第二回美マルシェ」で
男女合わせて15人の方の
カラーアナリシスをしました。
そのうち12人が
黒を着ることが多いとおっしゃっていました。
似合うからっていうよりは
「とりあえずビール」的な感じ?
いろんなショップでお安く買えて、
合わせやすくてベーシック、
奇をてらわない、
とくれば当然ですね。
前回の「赤」よりずっとハードルは低い。
・・・と思ってるでしょ?
いえいえ!
黒は色の中で一番
硬くて重い絶対的な存在。
味方につければ最強と言えますが
ガチンコ勝負では
自分が負けてしまうことも多い色。
素のままで黒がとても似合うという方は
日本本州で男性では半分弱、
女性では4分の1弱というのが
私の認識です。
出回っている割合に対して
それほど似合う人は多くはない。
土日の15人のうち、
とても黒が似合うと診断された方は
なんと3人だけでした。
「喪服以外はこれ以上黒は買わなくていいです!」と
アドバイスした方もいらっしゃいます。
つまり黒ラブのうち8人の方は
黒よりもグレー、ネイビー、ベージュ、ブラウンなど
他の色の方が印象がよく見えるということです。
「黒がとても似合う」ということは
顔の近く、あるいは
広い面積で黒を持ってきたとき、
つまりガチンコ勝負で
個性が最大に引き立つということです。
.黒のいいイメージ
(=カッコイイ、ミステリアス、
シンプル、ゴージャス、洗練)
が加わってさらにステキに見えるわけです。
一方黒が似合わない場合、
黒の良くない悪いイメージ
(=威圧的、暗い、不健康、重い)
に乗っ取られてしまうか、
黒の強さとの対比で自分が貧相に見えてしまいます。
おまけに黒は収縮色で重くてはっきりした色。
着る人のふっくら度、背の高さ、肌のツヤなどにも
干渉する度合いが大きい。
つまりバランスを間違えると脅威となります。
でも黒はやっぱり人を惹きつけてやみません。
この避けて通るには魅力的すぎる、
入手が容易な黒を味方にするには
やみくもに着るのではダメ。
素材、分量、場所
この3つを調節すること、
そして他の色で調整(中和)することです。
ポリエステルの黒はキツくても
麻なら似合うかも。
長袖の黒は重くても
袖なしならいいかも。
衿つきシャツはダメでもTシャツなら?
トップスはダメでもボトムスなら?小物なら?
インナーをグレーじゃなくてベージュにしたら?
さぁ、いつもの黒がちょっと
特別な存在に見えてきませんか?
自分を知って足し算引き算、
それがオシャレの醍醐味です。
わからなくなったときには
どうぞご相談に来てくださいね。
自分をもっと好きになる、視点が変わる、
人との関係が変わる
手軽で身近な存在が実は一番特別です。