こんにちは!ルノンキュルのりんごです。
「もっさりさんいらっしゃい」シリーズは
「もしももっさりしていると思うとすれば」
が前提です。
もっさりしているから変えろという
ことではありません。
似合うものを着ているけど、
なぜかもっさりしていると悩める人たちが
気づくヒントになればとの狙いです。
今回のもっさりさんは
童顔で華奢。
スプリングまたはサマーで
若見えする、
骨格が小さいか背が低い方のお悩みです。
パーソナルデザインで言うと、
キュートガーリッシュ、キュートボーイッシュ
あたりの若々しくて可愛らしいタイプ。
みなさんおっしゃることは二つ
①着られるものが極端に少ない
②「大人の女性」の時代がなく、
子ども→おばあちゃんに突然移行する
①着られるものが極端に少ない
体型と顔立ちゆえに
選択肢がとても限られるのです。
パンツ、
ジャケット、
襟付きシャツ、
Tシャツ、
デニム、
などの男性アイテムや
カチッとビジネスライクなものが
基本的にダメ。
薄手のVネックニットでさえ
苦手な方もいます。
キュートで明るい服は
とても似合いますが、
仕事には不向きな場合も多く、
選択肢は狭いです。
オフィスで着られて似合うものと言えば
デパートのプチサイズ売り場に
あるものですね。
ネイビーかライトカラーの
ノーカラージャケットに
フレアスカートが相応しいでしょう。
キュートボーイッシュの場合は
ちょっと特殊で、
女子っぽいものよりは、
サイズが大きい男の子っぽいものを
あえて着ることで
とても可愛く個性的になるのですが、
仕事や婚活や冠婚葬祭には向いていないので、
やはりお悩みはあります。
ファッションイメージだけでなく、
体の小さい人は、
何を着るにしてもサイズが大きいと
服に着られているみたいになる反面、
ジャストサイズや体に合わせて
オーダーしたものは
体格の小ささがさらに強調されるという
矛盾に晒されています。
体格が小さいことは女性らしくて、
決して欠点ではないのです。
しかし、仕事やキャリアの面で
有利ではないことを悩む方も多いです。
そして、何よりも
キュートな服や
デパートのプチサイズ売り場のものは
知的さやおしゃれ感に欠けると
感じる人が多いのです。
②については、
大人時代もずっとキュートな服装で
違和感がない
(というかそれしか選択肢がない)ため、
60歳を過ぎたころ本人と服とのギャップが
MAX限界に達するのですね。
そして今から何を着たらいいか
わからなくなる。
余談ではありますが、
オータムでナチュラルで背が高い私などは
逆に子供時代がなく
ずっと大人っぽかったので、
「大人時代ロス」か「子ども時代ロス」か
の違いだけなんですけどね。
さて、そんな童顔小柄さんは
どうしたらもっさりから
脱却できるか?
まず最低条件として、
仕事とプライベートは
きっぱり分ける。
童顔小柄さんは
いわば永遠の妖精なのです。
仕事とも生活とも
俗世のファッションとも無縁の存在。
童顔小柄さんがオフィスにも着て行け、
かつ、普段着としてあか抜ける服は
存在しないと割り切ってください。
(諦めのTPO)
そして、プライベート&老後の
着こなしはどうするか?
これは唯一の正解に
絞り込めませんでした。
ですので、以下の3種類を
ご提案してみようと思います。
その中から好みやライフスタイルに
合ったものを選んでください。
1.今までと変わらずキュートを追究する
(キュートガーリッシュ、
キュートボーイッシュ方向)
問題になるのは、
イタイ、イタくない、のお話です。
日本人は浮くことを避けたいので、
常について回る問題です。
個人の考えによりますが、
私個人的には
イタいかどうかが最優先の服選びは
つまらないと思っています。
好きなものはタイプや年齢を気にせず
(その分工夫や調整は必要)
バンバン着ちゃっていいと思ってます。
根本的に、童顔で小柄さんは
キュートなものが似合うのですから、
少々加齢と服にギャップが出てきても、
(芸能人はギャップがないかのような
並大抵ではない努力とお金がかかっているので
この仕上がりを基準としてはダメ)
雰囲気としては自然だし、
他の人には出せない魅力が
やはりあります。
色、デザイン、シルエットのどれかを
少し抑えめにする。
あるいは逆に
もっとはっちゃけてしまうのもいいでしょう。
服は自信を持って着ることが
何よりも大事なので、
逆にそこまで好きという気持ちや
覚悟がないのであれば、
やめておくほうがいいです。
以下のどちらかに移行してください。
2.モード・エッジィに寄せる(キュートアバンギャルド方向)
本来はベストな選択ではないけれど、
ハードやデコラティブ方向に盛る技は、
どのタイプにも使う方法です。
やや荒業なので、私は「目くらまし」と
呼んでいます。
童顔小柄さんの場合、
プレーンにベーシックという方向は
一番ありえない選択肢なので、
キュートの真反対に盛ることになります。
しかも可愛らしさを損なわない、
ほどよいクールさ、ハードさで、
「小悪魔的に」盛るのが正解です。
小柄な人ならではの
小洒落た雰囲気が出るので
おすすめです。
コツとしては、
色、デザイン、素材、シルエットの
半分は女性っぽいものにすること、
メイクはしっかり美人顔に作りこむことです。
リップやネイルをしっかりすると
いい感じですね。
3.華やかな上品さに寄せる(フェミニン方向)
老後の対策としては
一番ノーマルで受けれやすい方向です。
少女から奥様への移行。
気をつけなくてはいけないのは、
可愛く盛るのはやめて、
大人っぽく華やかに盛ること。
安っぽい生地や柄は避けること。
ヘアスタイルに時間とお金をかけること。
盛らずにただ大人っぽくしてしまったり、
ワンマイルウエアに近いクオリティーだと
所帯じみたおばちゃんになります。
↑これ、童顔で小柄の人の最大の落とし穴。
めっちゃおしゃれに気を遣ってます。
でもさりげなく上品です。
この雰囲気を出せる塩梅を探りましょう。
よく言われる
「年取るほどきれいな色を着たほうがいい」
(これ自体はすべての人に当てはまらない)
これが当てはまるのが、
このタイプの人になります。
大きいものを小さく見せたり、
ガチャガチャしたものを
シンプルにすることはできません。
でも逆は可能です。
小さいものを大きく見せたり、
繊細なものを大胆にすることは
いくらでもできます。
可愛い人をそのまま可愛く見せてもよし。
ちょっと盛って方向性を変えてもよし。
いくつになっても
可愛いって素敵なことです。
自分をもっと好きになる、視点が変わる、
人との関係が変わる
ずっと女を楽しみましょう!